Ubuntu8.10でUSB-WSIMを使うためにカーネルを再構築したメモ

USB-WSIMというのはWillcomW-SIMを挿すことでナローバンドUSBモデムとして使える画期的なデバイスですが、
Linuxとかよく分かってないので基本的な部分も含めて、手順をメモ。


まずカーネルのバージョンを確認、自分は2.6.27-11-genericと出ました。

uname -r


ソースを入れる

sudo apt-get install linux-source-2.6.27


rootになる

sudo su -


/usr/src/にソースのアーカイブがあるので移動、展開

cd /usr/src
tar xvlf linux-source-2.6.27.tar.bz2


カーネルの設定ファイルを.configとしてコピー

cd linux-source-2.6.27
cp /boot/config-2.6.27-11-generic .config


コンパイルに必要なパッケージをインストールする。
build-essentialとlibncurses5-devはTritonnコンパイルする時に必要だったので、自分はkernel-packageだけ入れた

apt-get install build-essential libncurses5-dev kernel-package


drivers/usb/serial/pl2303.h

drivers/usb/serial/pl2303.c
テキストエディタで編集、内容については
http://city.hokkai.or.jp/~hachikun/USB-WSIMlinux.html
にある通りにした。編集箇所はどちらも割と上の方。


編集したカーネルソースをコンパイルする。かなり時間がかかるのでその間に風呂に入るなどできる。

make-kpkg clean
make-kpkg --initrd --revision=1.0uw kernel_image


しばらく待つとlinux-image-2.6.27.10_1.0uw_i386.debなどというファイルが出来てるのでインストール

dpkg -i linux-image-2.6.27.10_1.0uw_i386.deb

再起動